あまり周りの人に知られていない病気!

それがパニック障害です!

以前パニック障害は「不安神経症」とも呼ばれていて
100人に1~3人の割合で発症すると言われていたようです。
普通の状況なのに何らかのきっかけによってひきおこされる
(脳が間違えて危険な状況下での反応をしてしまう)発作を起こす事を、
不安神経症といい、その発作をパニック・アタックと呼びます。
この病気になった人が強く感じる一番つらい部分が、周りの人に
理解されづらいという事。


何故ならパッと見た感じは、何処も体が悪いようには見えないからです。
発作の出ない時やおさまってしまった時は本人ですらひょっとしたら
病気ではないんじゃないかって思ってしまう時があるのですから・・・


発作が起きて、救急車で病院に搬送される頃又は救急車の到着前には、
もうすっかり症状がおさまってしまって病院では「どこも異常ありませんよ」
と言われてしまうといった事もよくあるようです。


それから誰にも打ち明けられず、独りで悩んでいる
という人もたくさんいるようです。


結局打ち明けたとしても周りの人はやっぱりなった側の苦しみが分からず
(病気じゃない)(誰にだってそんな時はある)
(気にしすぎ)(気の持ちよう)(気力で治せる)などなど・・・

と悪気があって言っているのではないが、やはりこればかりはなった者にしか
分からないので悩みをいくら言っても無駄だと考えている人のほうが多いのでは
ないかと思います。けれど、パニック障害は気合いや心の持ちようでは、本当に
どうにも出来ないものなんです。気力で治せる病気ではないそうですので、
もしパニック障害の人が身近にいたら、上に挙げたような言葉はなるべく
控えるようにしたほうが良いと思われます。


なっていない人にはちょっと扱いにくいな~ってイメ~ジが゙あるかもしれません
が、腫れ物に触るような扱いをしろと言ってるのではありません。


時間の経過と共に激しかったパニック発作が少しづつ減少していく代わりに
今度は不快な自律神経失調症状が長く続いていくといった事もあるようです。


※こちらの記事は私が2004年11月~ヤプログ「パニック障害体験記」にて綴っていた記事を移行して掲載しています。